小さな穴の漏水をDIYで塞ぐ方法|天井の水漏れを自分で応急処置するコツ
天井に「ポタッ…」と水が落ちる音。見上げてみると、小さな穴やシミが——。
放置すればカビ・腐食・電気配線への影響など、被害は広がる一方です。
この記事では、小さな漏水穴を自分で安全に塞ぐDIY応急処置の方法を、初心者でも失敗しにくい手順で解説します。
🚨 まず最初にやるべきこと:原因の確認と応急止水
天井の小さな穴は、単なる「表面の破れ」ではなく、上層(屋根・配管・結露など)からの水侵入が原因であることが多いです。
✅ 応急対応の手順
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水が落ちている位置を確認
バケツや雑巾で一時的に受け止め、被害の拡大を防ぎましょう。 -
電気系統を確認してブレーカーを切る
水が照明器具付近から漏れている場合は、感電防止のため必須です。 -
上階や屋根裏を確認(可能なら)
雨漏りなら屋根、防水層の破損、給水・排水管の亀裂などを疑います。
🧰 DIYでできる小さな穴の補修手順
漏水原因が軽度(結露や小さな釘穴・ひび割れ)で、内部から水が止まっている場合は以下の方法で補修可能です。
【STEP1】穴周辺を乾かす
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雨が止んだ後や水漏れが止まったタイミングで開始。
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ドライヤーや扇風機を使って、完全に乾燥させるのがポイント。
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水分が残ると、後でカビや再漏水の原因になります。
【STEP2】パテや防水シーラントで穴を塞ぐ
小さな穴なら、以下の材料で対応できます。
🧴 おすすめ補修材
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水まわり対応のシリコン防水剤(クリアタイプ)
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天井材に使える軽量パテ(速乾タイプ)
やり方:
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穴の周囲をカッターで軽く削り、浮いた塗膜を除去。
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パテまたはシーラントを指やヘラで押し込みながら埋める。
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ヘラで平らに均し、周囲と段差を作らないようになじませる。
【STEP3】乾燥後、塗装で仕上げる
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補修材が完全に乾いたら、防カビ・防シミ機能付きの塗料で塗装。
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周囲と馴染むように少し広めにぼかして塗ると、跡が残りません。
💡 ポイント:
ヤニやカビ跡が出ている場合は、「シミ止めシーラー」を下塗りすると完璧です。
⚠️ 注意!DIYで対応できないケース
次のような場合は、業者への依頼が必要です。
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水が止まらない・濁った水が出る
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漏れている位置が移動している
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天井材が柔らかく沈む
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電気配線や照明近くから水が出ている
これらは、配管破損や屋根防水層の損傷が原因の可能性があり、DIYでは危険です。
🏁 まとめ
小さな穴の漏水は「乾かす→埋める→塗る」の3ステップで応急対応が可能。
ただし、水が止まらない場合はDIYではなく、専門業者への早期相談が安心です。