パテ補修後の塗装仕上げ方法|天井の水漏れ跡をきれいに隠すプロのコツ
天井の水漏れを補修した後、「パテまではきれいにできたけど、塗装でムラが出て目立つ…」という悩みは多いです。
実は、パテ補修後の塗装仕上げにはいくつかの重要なポイントがあります。
この記事では、DIYでも失敗しにくい塗装の手順・コツ・注意点を詳しく解説します。
🧰 ステップ1:パテ補修面の下準備を丁寧に
パテを塗った後は、乾燥・研磨・清掃の3工程が仕上がりを左右します。
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完全乾燥を確認する
パテが少しでも湿っていると、塗装が浮いたりムラになります。
目安は気温20℃前後で24時間以上乾燥。 -
サンドペーパーで表面を平滑に
#240~#400程度の耐水ペーパーを使い、周囲と段差ができないようになめらかに研磨。
手のひらでなぞって凹凸がないかチェックするのがポイントです。 -
ホコリ除去と脱脂
研磨後の粉や汚れを乾いた布で拭き取り、必要ならアルコールで軽く脱脂。
🎨 ステップ2:下塗り(シーラー)で密着を強化
パテ部分は吸水性が高く、塗料が染み込みやすい部分です。
そのため、必ずシーラー(下塗り剤)を塗布しましょう。
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おすすめ:水性アクリルシーラー(天井用・ヤニ止め効果付き)
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塗布方法:ハケまたはローラーで薄く均一に塗り、1~2時間乾燥。
これにより、上塗りの発色と密着性が大幅にアップします。
🖌 ステップ3:上塗り塗装で自然な色合わせ
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**色合わせは「周囲の天井より少し明るめ」**が自然です。
時間経過で塗料は暗く見えるため、やや明るいトーンが馴染みます。 -
ローラー塗りで境界をぼかす
補修範囲だけ塗ると境界線が出やすいので、少し広めにぼかすように塗装。 -
2回塗りが基本
1回目を薄く、2回目で仕上げるとムラが出にくくなります。
🌿 ステップ4:乾燥・仕上げチェック
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乾燥中にホコリが付着しないよう、窓を開けすぎないのがコツ。
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完全乾燥(約2〜3時間)後、照明を当ててムラや境界を確認。
気になる場合は3回目の塗装で微調整します。
💡 プロが使う仕上げテクニック
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スプレータイプの補修塗料を軽く吹くと、既存の天井と質感を合わせやすい。
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マット仕上げを選ぶと、光の反射で補修跡が目立ちにくくなります。
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水漏れ跡が再発している場合は、防カビ・防シミ塗料を選ぶと安心です。
🏁 まとめ
パテ補修後の塗装は「下地の準備8割、塗装2割」が成功の鍵。
丁寧な下処理とシーラーを省かないことで、補修跡のない美しい天井に仕上がります。