「下着の締め付けが不調の原因に?知っておきたいリンパと血行の関係」
こんにちは!今回は「なんだか最近、体がだるい…」「脚がパンパンにむくむ…」といった不調の原因が、もしかしたら下着の締め付けにあるかもしれない、というお話をしたいと思います。
下着は私たちの体を守り、美しく見せてくれる大切なアイテムですが、知らず知らずのうちに体を締め付けて、リンパや血行の流れを悪くしていることがあるんです。
今回は、下着の締め付けが体に与える影響と、リンパや血行の関係について、分かりやすく解説します。
下着の締め付けが不調を引き起こすメカニズム
「たかが下着」と思うかもしれませんが、締め付けが強い下着は、私たちの体に様々な悪影響を及ぼします。
1. リンパの流れを妨げる
リンパは、体中の老廃物や余分な水分を回収し、排出する役割を担っています。リンパ管は、皮膚のすぐ下に張り巡らされており、リンパ液は筋肉の動きによって流れます。
しかし、ショーツのゴムやブラジャーのワイヤー、ガードルの締め付けが強いと、その部分のリンパ管が圧迫されてしまい、リンパ液の流れが悪くなってしまいます。
リンパの流れが滞ると…
老廃物が溜まり、むくみやすくなる
免疫力が低下する
セルライトができやすくなる
2. 血行不良を引き起こす
血行不良もまた、下着の締め付けが原因で起こりやすい不調の一つです。特に、ウエストや鼠蹊部(そけいぶ)、アンダーバストなど、太い血管が通っている部分を締め付けてしまうと、血流が阻害されます。
血行が悪くなると…
体が冷えやすくなる
肩こりや腰痛の原因になる
新陳代謝が低下し、肌荒れや便秘の原因になる
こんな不調がある人は要注意!
もし、以下のような不調を感じているなら、一度下着を見直してみるタイミングかもしれません。
脚のむくみや冷えがひどい
肩こりや首こりがなかなか治らない
便秘がちでお腹が張る
肌がくすみがちで、ニキビができやすい
疲れやすく、体がだるい
良い下着の選び方と解決策
では、どうすれば下着の締め付けから体を解放できるのでしょうか?
1. ジャストサイズの下着を選ぶ
まずは、ご自身の体のサイズを正確に知ることが大切です。
ブラジャー: アンダーバストとトップバストを測り、体に合ったサイズを選びましょう。試着する際は、ワイヤーが食い込まず、アンダーが締め付けすぎないか確認してください。
ショーツ: ゴムの部分が食い込まず、お尻をすっぽりと包み込むようなサイズを選びましょう。締め付けの少ないシームレスショーツなどもおすすめです。
2. 締め付けが少ない素材やデザインを選ぶ
ノンワイヤーブラ: ワイヤーによる締め付けがないため、ストレスなく着用できます。最近ではホールド力も高いものが増えています。
ガードル: 補正力が強すぎるものは避け、適度なサポート力があるものを選びましょう。
シームレスショーツ: 縫い目がなく、ゴムを使用していないものが多いため、締め付け感が軽減されます。
3. 寝るときはリラックスできる下着を
日中と違い、寝ている間は締め付けから体を解放してあげることが大切です。
ナイトブラ: 就寝中のバストの横流れを防ぎつつ、締め付けが少ないため、リンパの流れを妨げません。
ゆったりとしたショーツ: ゴムが緩いものや、綿素材で通気性の良いものを選びましょう。
まとめ
下着の締め付けは、リンパや血行の流れを悪くし、むくみや冷え、肩こりなど、様々な体の不調を引き起こす原因になる可能性があります。
「たかが下着」と侮らず、ご自身の体に合った、心地よい下着を選ぶことが、健康的で快適な毎日を送るための第一歩です。
毎日頑張っているご自身の体を大切に、今一度、下着を見直してみてはいかがでしょうか?