DIYで天井のシミを補修する塗料選び|水漏れ跡を目立たなくするコツ
天井にできた水漏れのシミ。雨漏りや配管のトラブルで発生したシミは、放置すると見た目が悪くなるだけでなく、カビや天井材の劣化につながります。
「業者に頼むほどでもないけど、自分で補修したい」そんなときに便利なのがDIYでのシミ補修です。しかし、塗料選びを間違えると、シミが浮き出たり、色ムラになったりすることも。
この記事では、DIYで天井のシミを補修する塗料選びのポイントを詳しく解説します。
1. 天井の水漏れシミ補修に使う塗料の種類
DIYで使いやすい塗料は以下の3種類が基本です。
(1) 油性シーラー系塗料
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特徴:水漏れシミの染み出しを防ぐための下塗り専用塗料
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メリット:シミが上塗りの塗料ににじみ出ない
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おすすめ用途:古い水漏れ跡や黄ばみがある天井に最適
ポイント:上塗り用の水性塗料の前に必ず塗ることで、シミの再発を防ぎます。
(2) 水性下地シーラー(ブロッカー)
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特徴:水性塗料に対応した下塗り材
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メリット:ニオイが少なく、室内でも扱いやすい
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おすすめ用途:小規模補修や軽い水漏れシミ向き
ポイント:油性より乾燥時間が短く、DIY初心者でも扱いやすいのが魅力です。
(3) 直接塗れる遮水・防水塗料
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特徴:水漏れが完全には解決していない場合にも有効
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メリット:下地補修とシミ防止を同時にできる
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注意点:天井の素材によっては色や光沢が変わることがあります。
2. 塗料選びのポイント
DIYで天井シミを目立たなくするためには、以下の点を意識すると失敗が少なくなります。
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シミの色と天井の色を合わせる
白色天井なら、薄付きの白色塗料で仕上げると自然に見えます。 -
下塗り材でシミを封じる
上から白い塗料を塗るだけでは、シミが浮き出ることがあります。必ずシーラーやブロッカーを先に塗りましょう。 -
乾燥時間を守る
下塗り→乾燥→上塗りの順に行うことで、塗料がしっかり定着します。 -
塗布道具の選択
天井補修はローラーより刷毛のほうが塗りやすい場合があります。狭い範囲はハケで、広い範囲は小型ローラーを使うと便利です。
3. DIY補修手順の目安
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シミ部分の汚れやほこりを拭き取る
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シーラーやブロッカーを塗布
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乾燥後、天井色に合わせた上塗り塗料で仕上げ
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必要に応じて2回塗り
ポイント:塗料を薄く2回に分けて塗ると、ムラや垂れを防げます。
4. 天井シミ補修で避けたい失敗
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上塗りのみで済ませる → シミが浮き出る
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塗料の乾燥不足で塗り重ね → ムラ・剥がれの原因
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刷毛の跡が残る → ローラーやハケを適切に使う
まとめ
天井の水漏れシミは、適切な塗料選びと下地処理でDIYでもキレイに補修できます。
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油性シーラー:染み止め効果大
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水性ブロッカー:扱いやすく初心者向き
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遮水・防水塗料:未解決の水漏れにも対応
下地処理を丁寧に行い、乾燥時間を守ることで、天井のシミが目立たず自然に仕上がります。DIYでの補修でも、見た目だけでなく再発防止も意識することが重要です。
✅ ポイントまとめ
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シミの色を確認して塗料を選ぶ
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下塗り材でシミを封じる
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乾燥時間を守って上塗り
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塗布道具を用途に合わせて選ぶ