天井の水漏れに防水コーキングを使う手順


天井からの水漏れは放置すると建材の腐食やカビの原因になります。簡単に補修できる方法として、防水コーキングが便利です。ここでは、基本的な手順とポイントをまとめます。

1. 漏水箇所の特定

まず、水漏れの原因となっている箇所を正確に確認します。

  • 雨天時に染みができる箇所

  • シミや色の変化がある部分

  • 天井のジョイント部分や配管周り

ポイント: 漏水箇所を特定できない場合、壁や屋根も含めて周囲を調査しましょう。


2. 天井の周囲を保護する

作業中に天井や床が汚れないよう、以下を用意します。

  • ビニールシートや古い布

  • マスキングテープ(コーキングの境界保護用)

ポイント: 床や家具にコーキングが付くと落とすのが大変なので、必ず覆いを敷きます。


3. 古いコーキングや汚れの除去

漏水箇所に既存のコーキングがある場合は、カッターやヘラで丁寧に取り除きます。

  • 表面の汚れやカビも軽く削り落とす

  • ほこりや水気は完全に拭き取る

ポイント: 表面が湿っていると新しいコーキングが密着しにくくなるので、完全に乾燥させます。


4. マスキングテープで境界を作る

コーキングをきれいに仕上げるため、漏水箇所の両端にマスキングテープを貼ります。

  • 天井に直線的に貼ると仕上がりがきれい

  • テープは作業後にすぐ剥がす


5. 防水コーキングの充填

防水コーキングをコーキングガンにセットして、漏水箇所に均一に押し出します。

  • 天井の割れや隙間に沿ってゆっくり充填

  • ヘラや指で押さえ、表面を滑らかにする

ポイント: コーキングの厚みが均一になるように注意。厚すぎると乾燥に時間がかかり、薄すぎると防水効果が弱くなります。


6. 乾燥・仕上げ

コーキングの乾燥時間は製品によりますが、通常24時間程度必要です。

  • 乾燥中は水や衝撃を避ける

  • マスキングテープは乾く前に剥がすと仕上がりがきれい

ポイント: 乾燥後に軽く表面を触って固さを確認し、必要に応じて追加で塗布します。


7. 再発防止のチェック

  • 天井の漏水箇所を定期的に観察

  • 屋根や配管の状態も確認

  • 大雨や台風後は特にチェック

ポイント: コーキングは応急処置的な補修です。根本的な原因が屋根や配管の破損の場合は、専門業者による修理が必要です。


まとめ

防水コーキングを使えば、天井の小さな水漏れは家庭でも簡単に補修可能です。ただし、漏水の原因を特定し、適切に下準備を行うことが重要です。作業の手順を守り、漏水箇所の再発を防ぎましょう。

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