レーシック手術とは?メリット・デメリットを解説
視力回復のための選択肢として広く知られている「レーシック手術」。メガネやコンタクトレンズに頼らず、裸眼で快適に生活できる可能性があることから、多くの人が関心を持っています。
しかし、「本当に安全なの?」「デメリットは?」と不安に思う方も少なくありません。ここでは、レーシック手術の仕組みやメリット・デメリットをわかりやすく解説します。
1. レーシック手術とは
レーシック(LASIK)とは、角膜をレーザーで削り、屈折率を調整することで視力を矯正する手術です。
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角膜の表面に「フラップ」と呼ばれる薄い膜を作成
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エキシマレーザーで角膜を削って形を整える
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フラップを元に戻して自然に接着
近視・遠視・乱視の矯正が可能で、日本でも多くの症例が報告されています。
2. レーシック手術のメリット
① メガネ・コンタクトが不要になる
視力が安定すれば、日常生活での補助具が不要になり、スポーツや旅行も快適になります。
② 即効性がある
手術直後から視力が回復するケースが多く、翌日には普段通りの生活が可能な場合もあります。
③ 長期的な視力矯正効果
適応条件を満たしていれば、数年〜十年以上にわたり安定した視力が期待できます。
④ コンタクトレンズによるトラブルから解放
ドライアイや角膜炎など、長期装用によるリスクを減らせます。
3. レーシック手術のデメリット・リスク
① ドライアイ
手術後しばらくは目が乾きやすくなることがあります。
② ハロー・グレア現象
夜間に光がにじんだり、眩しく感じることがある症例があります。
③ 再手術の可能性
視力が完全に安定しない場合、追加矯正が必要になることも。
④ 誰でも受けられるわけではない
角膜が薄い人、強度の近視や持病がある人は適応外となる場合があります。
⑤ 老眼には効果がない
加齢による老眼は防げないため、40代以降では別の矯正方法が必要になることもあります。
4. レーシック手術を検討する際のポイント
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信頼できる眼科を選ぶ(症例数やアフターケアを確認)
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適応検査を受ける(自分が手術可能かどうかを判断)
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費用と保証制度をチェック(再手術対応や長期保証の有無)
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リスクとメリットを比較(ライフスタイルに合うかどうか)
まとめ
レーシック手術は、メガネやコンタクトに頼らない生活を可能にする有効な視力矯正法です。
ただし、ドライアイや夜間の見え方の変化などデメリットも存在するため、正しい知識と信頼できるクリニック選びが成功のカギとなります。