遠近両用眼鏡の「見えづらい」を解決!メリット・デメリットと失敗しない選び方
「最近、手元が見えにくくなったけど、遠近両用眼鏡って本当に便利なの?」「なんだか慣れなくて、結局使っていない…」
そんな風に悩んでいませんか?
遠近両用眼鏡は、遠くも近くも1本の眼鏡で見えるようにする便利なアイテムですが、その見え方や選び方を間違えると、かえってストレスになってしまいます。
この記事では、遠近両用眼鏡のメリットとデメリットを正直に解説し、あなたにぴったりの1本を見つけるための選び方や、慣れないときの対処法まで、詳しくご紹介します。
1. 遠近両用眼鏡ってどんな仕組み?メリット・デメリットを理解しよう
遠近両用眼鏡は、1枚のレンズの中に遠くを見る度数と近くを見る度数が境目なく入っているレンズです。これを「累進多焦点レンズ」と呼びます。
遠くを見る部分はレンズの上部に、近くを見る部分は下部に、そしてその間には中間距離を見るための度数がなめらかにつながっています。
メリット | デメリット |
1本で済む: 何本も眼鏡をかけ替える手間がありません。 | 慣れるまで時間がかかる: レンズの特性上、慣れるまでに違和感を感じることがあります。 |
見た目が自然: 境目がないので、見た目がすっきりしています。 | 視野が狭い: 遠近両用眼鏡は、レンズの周辺に「ユレ」や「ゆがみ」が生じ、視野が狭く感じることがあります。 |
特に初めて使う方は、遠近両用眼鏡に慣れない、違和感があるといった悩みを抱えることが多いです。
2. もう失敗しない!遠近両用眼鏡の正しい選び方
遠近両用眼鏡選びで最も重要なのは、「自分の使い方に合っているか」です。
ライフスタイルに合わせる:
デスクワークが多い方:手元からパソコン画面まで、主に室内で使いたい場合は、中間距離に特化した中近両用眼鏡がおすすめです。
手元の作業が多い方:読書や裁縫など、手元を中心に使いたい場合は、近近両用眼鏡も選択肢になります。
レンズのグレードを知る:
レンズのグレードによって、視野の広さやゆがみの少なさが変わります。より高価なレンズほど、ゆがみが少なく、快適な視野が確保できます。価格と性能のバランスを考慮して選びましょう。
試着は必須:
実際にレンズを入れて、遠く、中間、近くの見え方を試すことが大切です。特に階段の昇り降りや、運転時の見え方もしっかり確認しましょう。
3. 遠近両用眼鏡に慣れない…と感じたら
初めての遠近両用眼鏡に違和感があるのは、決して珍しいことではありません。
慣れる期間:
一般的に、遠近両用眼鏡に慣れるまでの期間は、数日から1週間ほどと言われています。焦らず、毎日少しずつかけてみることから始めましょう。
慣れるコツ:
視線で調整: 目線を上下に動かすことで、遠く・中間・近くの度数を使い分けます。
眼鏡の位置を調整: 鼻パッドを上下に調整するだけで、見え方が改善することがあります。
それでも違和感が続く場合は、度数が合っていない、もしくは別の種類のレンズが適している可能性があります。単焦点レンズで遠近を使い分ける、といった選択肢も含めて、専門の眼鏡店で相談することをおすすめします。