夢のマイカー!でもちょっと待って!自動車購入時の税金と維持費を徹底解説
「新しい車が欲しいなぁ」「憧れのあの車に乗ってみたい!」そう思うとワクワクしますよね。でも、ちょっと待ってください!車は購入したら終わりではありません。実は、買った後にもたくさんの費用がかかるんです。特に、自動車購入時の税金や、購入後の維持費は、車の種類や乗り方によって大きく変わってきます。
「知らなかった!」とならないように、今回は、あなたのカーライフを安心して楽しめるように、自動車購入時にかかる税金の種類から、毎年かかる維持費の内訳まで、分かりやすく解説していきます。この記事を読めば、あなたの賢い車選びをサポートできるはず!一緒に、理想のカーライフを計画しましょう!
自動車購入時にかかる税金の種類って?
新しい車を手に入れる時、車両本体価格以外にも、いくつかの税金を支払う必要があります。これらは、車の種類や排気量、環境性能によって金額が変わるので、購入前にしっかり把握しておくことが大切です。
1. 消費税
これは私たちにとって一番身近な税金ですね。車本体の価格はもちろん、オプション品や諸費用に含まれる手数料など、購入時に発生するほとんどのものに消費税がかかります。現在の税率は10%です。
2. 環境性能割(旧・自動車取得税)
2019年10月から「自動車取得税」に代わって導入されたのが「環境性能割」です。これは、車を取得した時(購入時)にかかる税金で、車の環境性能に応じて税率が変わります。燃費性能が良い車ほど税率が低くなり、非課税になるケースもあります。
仕組み: 車の取得価格(車両本体価格の約90%が目安)に、燃費性能に応じた税率(0%~3%)をかけて計算されます。
エコカー減税: 環境性能の高い車(エコカー)は、この環境性能割が免税されたり、大幅に軽減されたりする「エコカー減税」の対象になることがあります。
新車と中古車: 新車だけでなく、中古車を購入する場合も、取得価格が50万円以上であれば環境性能割の課税対象になります。中古車の場合は、経過年数によって取得価格が算出されます。
3. 自動車重量税
車の重さ(車両重量)に応じてかかる国税です。新車購入時には、初回車検までの3年分をまとめて支払います。2回目以降の車検時には、車検の有効期間分(通常2年分)を支払うことになります。
税額の決まり方: 車の重さが0.5トンごとに税額が上がり、重い車ほど税金が高くなります。
エコカー減税: 環境性能割と同様に、エコカーは自動車重量税も免税や軽減の対象となることがあります。
経過年数による変動: 新車登録から13年、18年と経過すると、税額が高くなる仕組みになっています。中古車購入の際には、車の年式に注意が必要です。
4. 自動車税種別割(軽自動車税種別割)
これは、毎年4月1日時点での車の所有者に課される地方税です。排気量によって税額が異なり、毎年5月頃に納税通知書が送られてきます。
排気量で決まる: 排気量が大きい車ほど税額が高くなります。軽自動車の場合は、普通自動車とは異なる「軽自動車税種別割」が適用され、税額は一律です。
新車購入時: 新車を購入した場合は、購入月の翌月から翌年3月までの月割りで計算されます。軽自動車には月割制度がありません。
グリーン化特例: 環境性能の良い車は、購入した翌年度の自動車税が軽減される「グリーン化特例」の対象になることがあります。
自動車購入後の「維持費」はこれだけある!
車を購入したら、税金以外にも、毎年、あるいは定期的に発生する様々な維持費があります。「買ってからこんなにお金がかかるなんて!」とならないように、どんな費用があるのか見ていきましょう。
1. 税金(毎年かかるもの)
自動車税種別割(軽自動車税種別割): 先ほども触れましたが、毎年必ずかかる税金です。
2. 保険料
自賠責保険(強制保険): 法律で加入が義務付けられている保険です。車検時に次の車検期間分をまとめて支払うのが一般的です。補償範囲は、対人賠償に限られています。
任意保険: 自賠責保険ではカバーできない部分(対物、車両、搭乗者など)を補償する、加入が任意の保険です。補償内容や運転者の年齢、運転歴などによって保険料が大きく変わります。万が一に備えて、ほとんどの方が加入しています。
3. 車検費用
新車は購入から3年後、それ以降は2年ごとに必ず受けなければならない車検。車が安全に走行できるか、国の定める基準を満たしているかをチェックする制度です。費用は大きく分けて「法定費用」と「整備費用」があります。
法定費用:
自動車重量税: 車検期間分を支払います。
自賠責保険料: 車検期間分を支払います。
検査手数料(印紙代): 車検を受けるための手数料です。
これらは国が定めているため、どこの業者で車検を受けても金額は変わりません。
整備費用:
車検基本料: 点検や検査にかかる費用です。
部品交換費用: 消耗品の交換や故障箇所の修理などにかかる費用です。これは車の状態や業者によって大きく異なります。
4. 燃料費(ガソリン代・電気代)
車を走らせるために必要不可欠な費用です。走行距離や燃費、ガソリン価格の変動によって大きく変わります。ハイブリッド車や電気自動車は、ガソリン代を抑えることができますが、電気代がかかります。
5. 駐車場代
自宅に駐車スペースがない場合や、外出先での駐車に必要となる費用です。特に都市部に住んでいると、毎月の駐車場代は大きな負担になることがあります。
6. メンテナンス費用
安全で快適なカーライフを送るためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。
エンジンオイル交換: 半年~1年ごと、または走行距離に応じて定期的に交換が必要です。
タイヤ交換: 溝が減ったり、ひび割れしたりしたら交換が必要です。スタッドレスタイヤを持つ場合は、さらに費用がかかります。
バッテリー交換: 寿命は2~5年程度と言われています。
ワイパーブレード交換、エアコンフィルター交換など、その他消耗品の交換費用。
定期点検費用: 法定点検(12ヶ月点検など)にかかる費用です。
洗車費用: 定期的に洗車をすることで、車の状態を保つことができます。
7. その他
高速道路料金
有料道路料金
ロードサービス会費(任意)
万が一の修理費用(故障や事故など)
新車と中古車で税金・維持費に違いはあるの?
「新車と中古車、どっちがお得?」と悩む方も多いですよね。税金や維持費の面で見てみましょう。
自動車税種別割: 新車も中古車も、排気量が同じであれば税額は変わりません。ただし、新車登録から13年、18年以上経過した車は税金が高くなるため、年式の古い中古車は注意が必要です。
環境性能割: 新車の方がエコカー減税の適用を受けやすい傾向があります。中古車も対象になることはありますが、条件に合う車両は限られます。
自動車重量税: 新車は最初の3年分をまとめて支払いますが、中古車は車検が切れるまで支払う必要がないことが多いです。ただし、こちらも年式が古い車は税額が高くなります。
車検費用: 法定費用は同じですが、中古車は新車に比べて消耗品の交換や修理が必要になる可能性が高いため、整備費用が高くなる傾向があります。
メンテナンス費用: 新車は最初の数年間はメーカー保証があるため、大きな修理費用がかかりにくいです。中古車は、購入時にメンテナンスの状態をよく確認することが重要です。
総じて、購入費用は中古車の方が抑えられますが、年式が古くなると税金が高くなったり、修理費用がかさんだりする可能性があるため、トータルでかかる費用を考慮して検討することが大切です。
まとめ:賢く知って、安心のカーライフを!
自動車の購入は大きな買い物であり、その後の維持費も決して安くはありません。今回ご紹介した自動車購入時の税金や維持費の内訳をしっかり把握しておくことで、「こんなはずじゃなかった!」という後悔をなくし、計画的なカーライフを送ることができます。
車の購入を検討する際は、車両本体価格だけでなく、これらの税金や維持費も合わせて予算を立てるようにしましょう。燃費の良い車を選ぶ、任意保険を見直す、定期的なメンテナンスを心がけるなど、工夫次第で維持費を抑えることも可能です。
あなたのライフスタイルに合った一台を見つけて、税金や維持費の知識を味方につけて、安心で楽しいカーライフを満喫してくださいね!