憧れのトカゲと一緒に暮らそう!飼育の基本から餌の種類まで徹底ガイド


「可愛いトカゲをお迎えしたいけど、飼い方が難しそう…」「昆虫しか食べないのかな?」そんな疑問をお持ちの方、いらっしゃるのではないでしょうか? 実は、トカゲは種類を選べば、初心者さんでも比較的飼いやすいペットなんです。小さな体でちょこまか動く姿は、見ているだけでも癒されますよね。

この記事では、これからトカゲを飼い始めたいと考えている方のために、トカゲの飼育に必要な基本的な知識から、飼育環境の整え方、気になる餌の種類、そして健康管理のポイントまで、詳しくご紹介します。これを読めば、あなたもトカゲとの素敵な爬虫類ライフをスタートできますよ!


トカゲを飼う前に知っておきたいこと

トカゲをお迎えする前に、いくつかの大切なことを確認しておきましょう。

1. 種類選びが重要!

世界には数多くのトカゲがいますが、ペットとして飼育される種類は限られています。特に初心者さんにおすすめなのは、比較的丈夫で飼育方法が確立されている種類です。

  • レオパードゲッコー(ヒョウモントカゲモドキ): 「レオパ」の愛称で親しまれ、その愛らしい見た目と人になつきやすい性格で大人気。夜行性で動きも穏やか、鳴かないため集合住宅でも飼いやすいのが特徴です。

  • フトアゴヒゲトカゲ: 比較的温厚な性格で、様々な表情を見せてくれるのが魅力。餌の種類も豊富で、昼行性なので飼い主さんとのコミュニケーションも取りやすいです。

  • ニホンカナヘビ: 身近なトカゲですが、飼育すると意外と人になれることも。

まずは、それぞれのトカゲの大きさ寿命性格、そして必要な飼育環境を調べて、自分のライフスタイルに合った種類を選ぶことが大切です。

2. 爬虫類ならではの準備が必要

犬や猫とは異なり、トカゲの飼育には独特の環境づくりが必要です。特に、温度管理紫外線(UVB)の照射は、トカゲの健康維持に欠かせません。これらを準備できるかどうかが、飼育成功の鍵となります。


これだけは揃えたい!トカゲの飼育に必要なもの

トカゲの種類によって多少異なりますが、基本的な飼育グッズは共通しています。

  1. 飼育ケージ:

    • トカゲの大きさに合ったものを選びましょう。成長を見越して少し大きめを選ぶと、買い替えの手間が省けます。

    • 通気性が良く、脱走しにくい構造のものが理想です。ガラス製やプラスチック製などがあります。

  2. 床材( substrates):

    • 糞の処理がしやすく、トカゲが誤って食べてしまっても安全なものを選びましょう。

    • キッチンペーパー、爬虫類用サンド、ヤシガラマットなどがあります。

  3. 保温器具:

    • トカゲは変温動物なので、ケージ内の温度を一定に保つことが非常に重要です。

    • バスキングライト(保温球): ケージ内の一部を暖め、トカゲが体を温める場所(ホットスポット)を作ります。

    • パネルヒーター: ケージの下に敷き、床からじんわりと温めます。特に夜間や冬場の補助暖房として有効です。

    • 温度計・湿度計: ケージ内の温度と湿度を常にチェックするために必須です。

  4. 紫外線(UVB)ライト:

    • 多くのトカゲ(特に昼行性)は、紫外線B波を浴びることで体内でビタミンD3を生成し、カルシウムを吸収できるようになります。骨の成長や健康維持に不可欠です。

    • UVBライトは、製品によってUVBの出力が異なるため、飼育するトカゲの種類に合わせて選びましょう。

  5. 水入れ:

    • 新鮮な水を常に用意し、トカゲがいつでも水分補給できるようにします。

    • ひっくり返りにくく、洗いやすいものが良いでしょう。

  6. シェルター(隠れ家):

    • トカゲが落ち着いて休める場所です。ストレス軽減のためにも必ず用意しましょう。

    • ウェットシェルターは、内部に水分を保持でき、湿度が必要なトカゲに適しています。

  7. ピンセット:

    • 餌を与える際に使用します。トカゲに直接触れずに餌を与えることができるので衛生的です。


トカゲの食事:昆虫以外も食べる?

トカゲの食事は、種類によって大きく異なります。「昆虫しか食べない」というのは、実は一部のトカゲに当てはまることです。

1. 肉食性のトカゲ(昆虫食・動物食)

多くのトカゲ、特に小型のトカゲは昆虫を主食とします。

  • コオロギ: 最も一般的な餌昆虫です。栄養価が高く、入手しやすいのが特徴です。

  • デュビア(アルゼンチンモリゴキブリ): 栄養バランスが良く、コオロギより長生きします。鳴かない、臭いが少ないといったメリットも。

  • ミルワーム・ジャイアントミルワーム: 脂質が多く、嗜好性が高いですが、与えすぎには注意が必要です。

  • ピンクマウス(冷凍): 大型肉食トカゲの餌として使われます。

2. 草食性のトカゲ

植物を主食とするトカゲもいます。

  • 小松菜、チンゲン菜、モロヘイヤなどの葉野菜: カルシウムが豊富で、シュウ酸が少ないものが適しています。

  • 果物: バナナ、リンゴなどを少量与えることもありますが、糖分が多いので与えすぎに注意です。

3. 雑食性のトカゲ

昆虫も植物も食べるバランスの取れた食性のトカゲです。

  • フトアゴヒゲトカゲなどが代表的です。成長段階によって肉食の割合が多くなったり、草食の割合が多くなったりします。

  • 人工飼料: 最近では、栄養バランスが考慮されたトカゲ用の人工飼料も販売されており、メインの餌や補助食として活用できます。

餌を与える際の注意点

  • 栄養補助剤: 昆虫や野菜だけでは不足しがちなカルシウム剤総合ビタミン剤を添加して与えることが非常に重要です。特に成長期のトカゲには欠かせません。

  • 与える頻度と量: トカゲの種類や年齢、体調によって異なります。与えすぎは肥満の原因になるので注意しましょう。

  • 新鮮な餌: 常に新鮮な餌を与えるように心がけましょう。


健康管理と日々のチェックポイント

トカゲは、体調の変化が見えにくい動物です。日頃からよく観察し、異変に気づけるようにしましょう。

  • 食欲の変化: 食欲がない、餌を食べない日が続く場合は要注意です。

  • 糞の状態: 下痢や便秘をしていないか、色や形に異常がないか確認しましょう。

  • 活動性の変化: 普段より動かない、隠れっぱなしなどの場合は、体調不良のサインかもしれません。

  • 脱皮の様子: 脱皮がスムーズに行われているか、皮が残っていないか確認しましょう。特に指先や尾先に皮が残ると、壊死の原因になることがあります。

  • 体表の状態: 怪我や皮膚の異常、寄生虫がいないかチェックしましょう。

  • 目や口の状態: 目が窪んでいないか(脱水症状のサイン)、口を開けて苦しそうにしていないかなど。

少しでも異変を感じたら、すぐに爬虫類を診察できる動物病院に相談しましょう。かかりつけ医を事前に見つけておくことを強くおすすめします。


まとめ:トカゲとの暮らしを楽しもう!

トカゲの飼育は、適切な知識と準備があれば、決して難しいことではありません。彼らの独特な生態や愛らしい仕草は、飼い主さんを飽きさせることがなく、日々の生活に癒しと発見をもたらしてくれるでしょう。

この記事でご紹介した基本的な知識や飼育環境の整え方、餌の種類、健康管理のポイントを参考に、ぜひあなたもトカゲとの素敵な共生をスタートさせてみてください。きっと、かけがえのないパートナーになってくれるはずです!

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