あわてないで!油性マジックの汚れ、諦める前に試したい「落とし方」のコツ


「ああっ、やっちゃった!」

油性マジックでうっかり服や壁、床、プラスチックなどに線がついてしまった時の、あのヒヤッとした瞬間。普通の洗剤ではなかなか落ちないし、どうしたらいいんだろう…と途方に暮れてしまいますよね。

でも、ご安心ください!油性マジックの汚れは、正しい方法で対処すればきれいに落とせる可能性が高いんです。今回は、身近なアイテムを使って、さまざまな場所に付いてしまった油性マジックの汚れを撃退する方法を、優しく丁寧にご紹介します。もう二度と油性マジックの汚れで焦らないために、ぜひ参考にしてみてくださいね。

なぜ油性マジックは落ちにくい?その秘密は「成分」にあり!

まず、なぜ油性マジックの汚れが手ごわいのか、その理由を知っておきましょう。油性マジックのインクは、油分と染料、そして定着剤となる樹脂でできています。この「油分」と「樹脂」がポイント。水に強い性質を持っているため、水性の洗剤だけではなかなか分解されず、しっかり定着してしまうのです。

つまり、油性の汚れには「油性」の力で対抗するのが効果的!インクを溶かす成分(溶剤)を使って、汚れを浮かせることが重要になります。

これさえあれば大丈夫!お掃除の「三種の神器」

油性マジックの汚れ落としに役立つ、頼れるアイテムはこちらです。ご自宅にないか、ぜひ探してみてくださいね。

  • 無水エタノール: 薬局などで手に入ります。油性インクを溶かす力が強く、比較的揮発しやすいのが特徴です。
  • 除光液(ネイルリムーバー): アセトンが含まれているものが効果的です。マニキュアを落とすのと同じ原理でインクを溶かします。
  • クレンジングオイル: 顔のメイクを落とすクレンジングオイルも、油性マジックの油分を分解するのに役立ちます。

注意点: どのアイテムを使う場合も、必ず目立たない場所で試してから使いましょう。素材によっては変色したり、傷んだりする可能性があります。換気をしながら作業することも忘れずに!

場所別!油性マジックの賢い落とし方

それでは、具体的な落とし方を見ていきましょう。

1. お気に入りの「服」についてしまったら

服についた油性マジックは、早めに気づけば落とせる可能性が高いです。

用意するもの: 無水エタノール、または除光液、クレンジングオイル、きれいな布(白くて色移りしないもの)、中性洗剤、洗面器

手順:

  1. 汚れた部分の下に、きれいな布を数枚重ねて敷きます。こうすることで、溶けたインクが他の部分に広がったり、下に染み込んだりするのを防げます。
  2. 無水エタノール、除光液、またはクレンジングオイルを少量、別の布に含ませます。
  3. その布で、マジックの汚れをトントンと軽く叩くようにして、インクを下の布に吸い取らせていきます。こすると汚れが広がる可能性があるので、注意してください。
  4. 下の布にインクが移らなくなったら、最後に中性洗剤を使って、溶剤成分を洗い流すように優しく手洗いします。
  5. 普段通りに洗濯して、しっかり乾燥させれば完了です。

ポイント:

  • 素材によっては、除光液(アセトン)が使えない場合があります(例:アセテート、レーヨンなど)。必ず洗濯表示を確認するか、目立たない場所で試してください。
  • クレンジングオイルを使う場合は、油分が残らないようにしっかり洗剤で洗い流すことが大切です。

2. ツルツルした「プラスチック」製品や「ホワイトボード」に

プラスチック製品やホワイトボードのようなツルツルした表面は、比較的落としやすい場所です。

用意するもの: 無水エタノール、または除光液、きれいな布、ティッシュペーパー

手順:

  1. きれいな布、またはティッシュペーパーに無水エタノールか除光液を少量含ませます。
  2. 汚れた部分を優しく拭き取ります。力を入れすぎると表面を傷つける可能性があるので注意してください。
  3. インクが取れたら、最後に乾いた布で拭き取り、残った溶剤成分を完全に除去します。

ポイント:

  • プラスチックの種類によっては、溶剤によって白っぽくなったり、表面が溶けてしまうことがあります。必ず目立たない場所で試してから、全体を拭き取るようにしましょう。

3. 「壁」や「床」についてしまったら

壁や床の素材によって、使える方法と使えない方法があります。特に壁紙はデリケートなので注意が必要です。

用意するもの: 無水エタノール、またはクレンジングオイル、きれいな布、水で濡らして固く絞った布

手順:

  1. 目立たない場所でテスト!: まずは壁や床の目立たない場所に、使う溶剤を少量だけつけ、変色や素材の傷みがないか必ず確認してください。
  2. きれいな布に無水エタノールかクレンジングオイルを少量含ませます。
  3. マジックの汚れを優しく叩くようにして、少しずつインクを浮かせ、布に吸い取らせます。
  4. インクが取れたら、水で濡らして固く絞った布で、溶剤成分が残らないようにしっかりと拭き取ります。
  5. 最後に乾いた布で拭いて、乾燥させます。

ポイント:

  • 壁紙: 水性の壁紙や紙素材の壁紙には使えないことが多いです。溶剤で色落ちしたり、壁紙が剥がれてしまったりする可能性があります。専門業者に相談することも検討しましょう。
  • フローリング: ワックスが塗られているフローリングの場合、溶剤でワックスが剥がれてしまうことがあります。部分的に剥がれた場合は、再度ワックスを塗る必要があるかもしれません。

4. うっかり「肌」についたら

手や指に油性マジックがついてしまっても、焦る必要はありません。

用意するもの: クレンジングオイル、石鹸

手順:

  1. クレンジングオイルをマジックの汚れに少量なじませます。
  2. 指でくるくる優しくマッサージするように、汚れを浮かせます。
  3. 水で洗い流し、最後に石鹸でしっかり洗い流せばOKです。

ポイント:

  • 肌はデリケートなので、除光液や無水エタノールのような刺激の強いものは避けるのがおすすめです。

まとめ:諦めないで!油性マジックの汚れは対処できる!

油性マジックの汚れは、一見すると頑固で落ちにくそうに見えますが、適切なアイテムと方法で対処すれば、きれいにすることができる場合が多いです。大切なのは、「素材に合った方法を選ぶこと」「目立たない場所で試すこと」

うっかりついてしまった油性マジックの汚れも、今回ご紹介した方法を試して、ぜひきれいにしてみてくださいね。

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