食紅がない!そんな時でも大丈夫!身近な材料で「手作り着色料」を作る方法

 

お菓子作りや料理で、カラフルな色をつけたい時に便利な食紅。「いざ使おうと思ったら、家にない!」なんて経験、ありませんか? でも、大丈夫!わざわざ買いに行かなくても、実は身近な食材や材料を使って、食品に使える「天然の着色料」を手作りできるんです。

今回は、青、赤、黒、緑といった人気の色の食紅を、安全な材料で手作りする方法をご紹介します。これで、あなたの食卓やスイーツがもっと華やかになりますよ!

1. 「赤色」の着色料を天然素材で手作り!

鮮やかな赤は、お祝いの席やお菓子作りに欠かせない色ですよね。

1-1. いちごパウダーやラズベリーパウダー

  • 材料: フリーズドライのいちご(またはラズベリー)
  • 作り方: フリーズドライのいちごをフードプロセッサーやすり鉢で粉末にするだけ。
  • ポイント: 市販のフリーズドライ品は甘みが少なく、色も濃いので使いやすいです。
  • 用途: 生クリーム、アイシング、クッキー生地、マフィンなど、焼菓子や冷菓に。ほんのり甘酸っぱい風味も加わります。

1-2. 紅麹パウダー(ベニコウジ色素)

  • 材料: 食用紅麹パウダー
  • 作り方: そのまま少量ずつ料理に混ぜ込む。
  • ポイント: 天然色素としては発色が非常に良く、少量で鮮やかな赤が出せます。独特の風味はほとんどありません。
  • 用途: パン生地、麺類、和菓子、洋菓子全般。

1-3. ビーツパウダーやビーツの絞り汁

  • 材料: 乾燥ビーツパウダー、または生のビーツ
  • 作り方: パウダーはそのまま使用。生ビーツはすりおろしてガーゼなどで絞り汁を使う。
  • ポイント: 健康野菜としても注目されるビーツ。土のような独特の風味があるため、少量から試すのがおすすめです。加熱するとオレンジがかった色になることもあります。
  • 用途: ポテトサラダ、クッキー生地、パン、冷製スープなど。

2. 意外と作れる?「青色」の着色料を天然素材で手作り!

自然界では珍しい青色ですが、手作りも可能です。

2-1. バタフライピーパウダー

  • 材料: 乾燥バタフライピーの花、またはパウダー
  • 作り方: 乾燥花ならお湯で濃く煮出し、冷まして使う。パウダーはそのまま少量ずつ混ぜ込む。
  • ポイント: 非常に鮮やかな青色が出ます。レモン汁などの酸を加えると、紫色に変化する特性があります。風味はほとんどありません。
  • 用途: ドリンク、ゼリー、パン生地、白玉粉、杏仁豆腐など。

2-2. 紫いもパウダー

  • 材料: 乾燥紫いもパウダー
  • 作り方: そのまま少量ずつ混ぜ込む。
  • ポイント: 青みがかった紫色に発色します。アルカリ性のもの(重曹など)と合わせるとより青みが強くなり、酸性のもの(レモン汁など)と合わせるとピンクがかった色になります。
  • 用途: パン生地、クッキー、マフィン、大福、スイートポテトなど。

3. 「黒色」の着色料を天然素材で手作り!

シックな黒は、ハロウィンのスイーツや和菓子などにぴったりです。

3-1. 竹炭パウダー(チャコールパウダー)

  • 材料: 食用竹炭パウダー
  • 作り方: そのまま少量ずつ混ぜ込む。
  • ポイント: 発色が非常に良く、少量で真っ黒になります。無味無臭なので、料理の味を損ないません。吸着作用があるため、摂りすぎには注意しましょう。
  • 用途: パン生地、麺類、クッキー、ケーキ、マカロン、あんこなど。

3-2. ココアパウダー

  • 材料: 無糖ココアパウダー
  • 作り方: そのまま少量ずつ混ぜ込む。
  • ポイント: 真っ黒にはなりませんが、濃い茶色を出すことができます。チョコレート風味も加わります。
  • 用途: チョコレートケーキ、クッキー、ココアクッキー、パン、ドリンクなど。

3-3. いかすみペースト

  • 材料: いかすみペースト
  • 作り方: 少量ずつ料理に混ぜ込む。
  • ポイント: 独特の風味と旨味が加わるため、料理の味を考慮して使用しましょう。パスタやリゾットなどに最適です。
  • 用途: パスタ、リゾット、パン生地、コロッケなど。

4. 「緑色」の着色料を天然素材で手作り!

抹茶や若葉を思わせる緑は、和洋問わず大活躍します。

4-1. 抹茶パウダー

  • 材料: 抹茶(お菓子用でも可)
  • 作り方: そのまま少量ずつ混ぜ込む。
  • ポイント: 鮮やかな緑色と、上品な抹茶の風味が加わります。風味を活かしたいお菓子に最適です。
  • 用途: 抹茶ケーキ、クッキー、プリン、アイスクリーム、あんこ、パンなど。

4-2. ほうれん草パウダーや青汁パウダー

  • 材料: 乾燥ほうれん草パウダー、または青汁パウダー
  • 作り方: そのまま少量ずつ混ぜ込む。
  • ポイント: 野菜由来なので、ほんのり野菜の風味が加わります。パウダーの量で色の濃さを調整できます。
  • 用途: パン生地、うどんやそばなどの麺類、ポテトサラダ、クッキーなど。

5. 手作り着色料を上手に使うための「3つのコツ」

手作り着色料を料理やお菓子に使う際に、ぜひ意識してほしいポイントがあります。

5-1. 少量を混ぜて色味を調整する

天然素材の着色料は、食紅のように少量でガツンと色が出るわけではありません。最初はごく少量から混ぜ始め、少しずつ足していくことで、好みの色合いに調整できます。一度に入れすぎると、味が変わってしまったり、予想外の色になったりすることもあるので注意しましょう。

5-2. 風味の変化も楽しむ!

ご紹介した材料の中には、色だけでなく、素材本来の風味や香りも加わるものがあります(例:いちご、ココア、抹茶、いかすみなど)。これらを活かして、味と香りの両方を楽しめる一品を作るのも、手作り着色料ならではの醍醐味です。

5-3. 加熱による色の変化に注意する

特に野菜由来の着色料(ビーツ、紫いも、ほうれん草など)は、熱を加えると色が変化したり、退色したりすることがあります。焼菓子に使用する場合は、焼き上がりでどのような色になるかを事前に少量で試してみると安心です。

まとめ:食紅がなくても、彩り豊かな食卓は作れる!

食紅がなくても、私たちの身近には、料理やお菓子に美しい彩りを添えてくれる天然の着色料がたくさんあります。これらの材料は、色づけだけでなく、栄養や風味をプラスしてくれるという嬉しいおまけつき。

今回ご紹介した方法を参考に、ぜひあなたも「手作り着色料」に挑戦して、毎日の食卓をもっと楽しく、もっと鮮やかに彩ってみてくださいね!

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