暗すぎた…を防ぐ!部屋の広さ別「ルーメン(lm)」の目安と失敗しないLED照明の選び方


「新しいLED照明を買ったのに、付けてみたら意外と暗かった……」「畳数通りに選んだはずなのに、なぜか部屋がパッとしない」そんな経験はありませんか?

実は、LED照明への買い替えや新調で最も多い失敗が、この「明るさ不足」です。かつて主流だった白熱電球や蛍光灯とは異なり、LED照明の明るさは「ワット(W)」ではなく**「ルーメン(lm)」**という単位で確認する必要があります。

この記事では、部屋の広さごとに必要なルーメンの基準値から、天井の高さや内装の色まで考慮した「失敗しない選び方」の極意を詳しく解説します。


1. 「ルーメン(lm)」とは?ワットとの違いを正しく理解する

LED照明を選ぶ際に必ず目にする「ルーメン(lm)」。これは、**光源から放たれる光の総量(明るさの量)**を表す単位です。

従来の白熱電球は消費電力である「ワット(W)」で明るさを判断していましたが、省エネ性能の高いLEDは、少ない電力(W)で多くの光(lm)を出すことができます。そのため、「60W相当」という表記だけに頼らず、必ずルーメン値を確認することが、適切な明るさを手に入れるための第一歩です。


2. 【保存版】部屋の広さ別・LEDシーリングライトの明るさ目安

日本照明工業会(JLMA)が定める、標準的なLEDシーリングライトの適用畳数とルーメンの目安をまとめました。これを知っておくだけで、大きな失敗を防げます。

部屋の広さ(畳)明るさの目安(ルーメン / lm)
〜4.5畳2,200 ~ 3,199 lm
〜6畳2,700 ~ 3,699 lm
〜8畳3,300 ~ 4,299 lm
〜10畳3,900 ~ 4,899 lm
〜12畳4,500 ~ 5,499 lm
〜14畳5,100 ~ 6,099 lm

迷ったら「ワンサイズ上」が鉄則

上記の表は、あくまで「最低限必要な明るさ」を含んだ範囲です。

最近のLED照明は「調光機能(明るさを調整できる機能)」が標準装備されているものが多いため、**「8畳の部屋に10畳用のライト」**を設置して、明るすぎれば絞って使うのが最も賢い選び方です。


3. 数値だけでは決まらない!明るさが足りなく感じる「3つの落とし穴」

「数値上は足りているはずなのに、なぜか暗い」と感じる場合には、部屋の構造やインテリアに原因があるかもしれません。

① 天井の高さと広さ

天井が高い吹き抜けのある部屋や、勾配天井(ななめの天井)の場合、光が床まで届く間に拡散してしまいます。また、20畳を超えるような広いLDKでは、中央に一つ大きなライトを置くよりも、複数の照明(多灯)を配置する方が、隅々まで明るく感じられます。

② 内装の色(壁・床・カーテン)

光には「反射」という特性があります。

  • 白やベージュ系の内装: 光をよく反射するため、数値よりも明るく感じます。

  • ダークブラウンや黒系の内装: 光を吸収してしまうため、目安の数値より10%〜20%ほど高めのルーメン値を選ばないと、暗く沈んだ印象になってしまいます。

③ 年齢による見え方の変化

意外と知られていないのが、加齢による視力の変化です。60代以上の方は、20代の頃と同じ明るさを得るために、約1.5倍から2倍の照度が必要だと言われています。高齢のご家族がいる場合は、通常よりも余裕を持った明るさ設定が推奨されます。


4. 失敗しないLED照明選びのチェックリスト

購入ボタンを押す前に、以下のポイントを確認してください。

  • 「定格光束」を確認する:

    パッケージに大きく書かれた「〜12畳用」という文字だけでなく、スペック表にある「定格光束:〇〇lm」という具体的な数値を確認しましょう。同じ「12畳用」でもメーカーによって500lm以上の差があることがあります。

  • 「演色性(Ra)」をチェックする:

    太陽光の下で見る色を100としたとき、その再現性を表すのがRa(平均演色評価数)です。Ra80以上であれば日常生活に支障ありませんが、ダイニングやリビングでは料理や肌の色が綺麗に見えるRa85以上を選ぶのがおすすめです。

  • 「調色機能」の有無:

    「明るさ」だけでなく「色味(オレンジ色〜青白い色)」を変えられる機能があると、朝はシャキッとする昼光色、夜はリラックスできる電球色、といった具合に生活リズムに合わせた調整が可能になります。


まとめ:最適なルーメン選びで、ストレスのない暮らしを

照明は単に暗闇を照らすだけでなく、心の安らぎや作業のしやすさに直結する重要なインフラです。

  1. 部屋の畳数を確認し、目安表のルーメン値を把握する。

  2. 壁の色や天井の高さを考慮し、必要に応じてワンランク上のモデルを選ぶ。

  3. 調光・調色機能付きを選んで、後から自分好みに微調整できるようにする。

このステップを踏むだけで、「暗すぎた……」という後悔をゼロにできます。ぜひ、あなたのお部屋に最適な光を見つけて、心地よい毎日を過ごしてください。


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