「床のコードが邪魔!」を解決する配線アイデア5選|子供やペットに安全な部屋作り
リビングの床を這うスパゲッティのような配線に、ストレスを感じていませんか?掃除機をかけるたびに持ち上げたり、埃が溜まって不衛生になったりと、床置きのコードは家事の天敵です。
さらに、小さなお子様やペットがいるご家庭では、コードへの足掛けによる転倒や、噛みつきによる感電、引っ張りによる家電の落下など、深刻な事故のリスクも隣り合わせです。
これらの悩みを根本から解決するのが、視点を変えた「空中配線」という考え方です。今回は、安全性と美観を両立し、家族全員が安心して過ごせる理想の部屋作りを実現する配線アイデアを詳しく解説します。
1. 天井コンセントの導入で「動線」を確保する
最も効果的で究極の解決策が、天井に電源を設置することです。壁の低い位置にあるコンセントから電気を取るからこそ、コードが床を横切ることになります。
なぜ天井なのか?
天井から給電すれば、コードは垂直に降りるか、天井付近に留まります。これにより、人の歩く動線からコードが完全に消えます。
活用例: ダイニングテーブルでのホットプレート料理、リビング中央でのPC作業。
メリット: ロボット掃除機がコードに絡まるトラブルがゼロになり、外出中の掃除も安心して任せられます。
特に、必要な時だけコードを引き下げて使える「昇降式コンセント(リーラーコンセント)」は、使わない時は頭上に収納できるため、子供のからまり防止に最適です。
2. 壁掛け・天井設置で家電を浮かせる
家電そのものを床から離すことで、配線ごと高い位置へ移動させる手法です。
ターゲット家電と対策
プロジェクター: 最近はテレビの代わりに天井設置型のプロジェクターを選ぶ家庭が増えています。天井コンセントと組み合わせれば、リビングの床を占領していたテレビ台や複雑な配線が不要になり、部屋が広く使えます。
サーキュレーター: 床置きの扇風機は、子供が指を挟む危険や、コードを引っ張る危険があります。天井付けのシーリングファンや壁掛け扇風機に切り替え、電源を高い位置から取れば、安全かつ効率的に空気を循環させられます。
3. Wi-Fiルーターや周辺機器の「高所収納」
モデムやWi-Fiルーター、外付けハードディスクなどは、床付近に置くと埃を呼び込みやすく、通信障害の原因にもなります。
クローゼット上部や棚上を活用
天井付近に棚を設け、そこにコンセントを設置してルーター類をまとめましょう。
メリット: 電波は高い位置から障害物がない状態で飛ばすのが最も効率的です。通信環境が改善されるだけでなく、子供の手が届かない場所に精密機器を隠せるため、故障や誤操作の防止になります。
4. 隠す・守る!配線カバー(モール)の徹底活用
天井コンセントの設置が難しい場所や、どうしても露出してしまう配線には、インテリアに馴染む配線カバー(モール)を使いましょう。
安全性を高めるモールの選び方
幅広・平型タイプ: 床を這わせざるを得ない場合は、つまづきにくい緩やかな傾斜がついた「ワゴンモール」を選びます。
壁色・天井色への同調: 白い壁には白、木目調の場所には木目のカバーを。存在感を消すことで、部屋全体がすっきりとした印象になります。
ペット対策: 噛み癖のあるペットがいる場合、硬質のプラスチックや金属製のカバーで覆うことで、物理的に遮断し感電事故を防ぎます。
5. 家具と一体化した配線マネジメント
「家具の裏側」に電源タップを固定する方法も有効です。
マジックテープや専用ホルダーの活用
デスクや棚の背面に、電源タップを強力な両面テープやホルダーで固定します。
ポイント: 床にタップを転がさないことが重要です。家具の脚に沿わせてコードを固定すれば、一見するとコードがないかのような「ステルス配線」が可能になります。
注意点: コードをきつく束ねすぎると発熱の恐れがあるため、余裕を持たせた状態で固定するのがプロのコツです。
設置費用とプロに頼むメリット
天井コンセントの新設や、高い位置への移設には「電気工事士」の資格が必要です。
費用相場: 後付けのリフォームであれば、1箇所につき数万円程度で施工可能なケースが多いです。
信頼性: 専門業者に依頼することで、消費電力に見合った配線(VVFケーブルの選定)や、下地の補強を適切に行ってくれます。火災のリスクを避け、長期間安心して使うための先行投資と言えるでしょう。
まとめ:安全で清潔な暮らしは「配線」から
床からコードが消えるだけで、部屋の印象は驚くほど変わり、掃除の負担も劇的に軽減されます。何より、お子様や大切なペットが自由に、安全に走り回れる環境を作れることは、何物にも代えがたい安心感に繋がります。
「今の配線が当たり前」と思わず、一度天井を見上げてみてください。そこに新しい電源の形をイメージするだけで、あなたの暮らしはもっと快適に、もっと自由になるはずです。
ご自宅の状況に合わせて、まずは1箇所の天井コンセント設置から検討してみてはいかがでしょうか。具体的な設置場所や工事の流れについて、お近くの電気工務店に相談してみることをおすすめします。
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