【警告サイン!】天井にできる線状のシミ、それって雨漏りかも?
天井のシミと言えば、丸いシミを思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、天井にできる線状のシミもまた、見過ごしてはいけない重要なサインです。まっすぐな線や、曲がりくねった線、まるで地図のように広がるシミは、多くの場合、雨漏りや水漏れと深い関係があります。
今回は、天井にできる線状のシミが示す原因と、シミを発見したときにどう対処すべきかを解説します。
なぜ線状のシミができるのか?
丸いシミは、水が天井にたまってから広がった跡であることが多いです。一方、線状のシミは、水が天井裏で特定のルートを通って流れた跡です。
雨漏り:
屋根のひび割れや、屋根材の隙間から浸入した雨水が、天井裏の梁(はり)や下地材を伝って流れることで、その経路がシミとなって現れます。
配管からの水漏れ:
上階の給排水管や、エアコンのドレンホースにひび割れや破損があると、そこから漏れた水が、天井裏を通って流れていきます。その通り道が、天井の表面にシミとして現れます。
結露:
特に冬場、天井裏の冷たい空間で結露が発生し、その水滴が流れ落ちることで、線状のシミができることがあります。
線状のシミを発見したら、いますぐ取るべき行動
天井の線状のシミを放置すると、建物の構造材が腐食し、耐久性が低下するだけでなく、カビやシロアリの発生源にもなりかねません。
1. 水源を特定する
雨が降った後に確認:
雨が降った後にシミが濃くなったり、範囲が広がったりする場合は、雨漏りの可能性が高いです。
水回りの真上を確認:
シミの真上に、お風呂、キッチン、トイレなどの水回りがないか確認しましょう。もしあれば、上階の配管からの水漏れが疑われます。
2. 専門業者に連絡する
自分で原因を特定するのは難しいため、専門の業者に調査を依頼するのが最も確実です。
雨漏り診断士:
雨漏りの原因を特定する専門家です。
リフォーム業者:
水漏れの原因特定から修理、天井の張り替えまで一貫して対応してくれる業者もあります。
給排水設備業者:
配管からの水漏れが疑われる場合は、こちらの業者に相談しましょう。
3. 業者選びのポイント
複数の業者から見積もりを取る:
修理費用は、業者によって大きく異なります。必ず複数の業者から見積もりを取り、料金や工事内容を比較検討しましょう。
原因究明能力を確認:
「とりあえずコーキングしておきます」といった安易な提案をする業者ではなく、「どこから水が漏れているのか」をしっかりと調べてくれる信頼できる業者を選びましょう。
まとめ
天井にできる線状のシミは、水漏れや雨漏りといった目に見えない場所で起きているトラブルのサインです。
放置すると、修理費用が高額になるだけでなく、建物の寿命を縮めてしまうことにもなりかねません。シミを見つけたら、早めに専門業者に相談し、適切な処置を施すようにしましょう。