知らないと大損!修理費用を保険で全額カバーするための賢い申請のコツ
「まさか、うちが災害に遭うなんて…」
台風や大雨、地震などで住宅が被害を受けたとき、真っ先に頭をよぎるのは「修理費用はいくらかかるんだろう…」という不安ですよね。実は、火災保険や地震保険を活用すれば、その修理費用を大幅に、場合によっては全額カバーできる可能性があります。
しかし、ただ保険会社に連絡するだけでは、十分に保険金を受け取れないことも。今回は、修理費用を保険で全額カバーするための、賢い申請のコツと注意点について、分かりやすく解説します。
1. そもそも、どんな被害が保険の対象になるの?
火災保険は「火事のためだけの保険」と思われがちですが、実は補償範囲がとても広いんです。一般的な火災保険でカバーできる主な被害は以下の通りです。
風災:台風や突風などで、屋根瓦が飛んだり、外壁が破損したりした場合。
水災:台風や集中豪雨による洪水、土砂崩れなどで家が浸水した場合。
雪災:大雪の重みでカーポートが潰れたり、雨どいが壊れたりした場合。
雹災:雹(ひょう)が降って、屋根や窓ガラスが破損した場合。
落雷:落雷によって、家電や太陽光発電システムが故障した場合。
まずは、あなたの被害がこれらのどれに該当するかを確認しましょう。
2. 修理費用を全額カバーするための3つのコツ
いざ保険を申請するとなったとき、ただ被害を伝えるだけではもったいない!以下の3つのコツを押さえるだけで、受け取れる保険金が変わってくる可能性があります。
コツ①:被害を見つけたらすぐに「写真」を撮る
被害が発生したら、まずスマホで写真を撮りまくりましょう。これが何よりの証拠になります。
被害箇所全体の写真:屋根全体、外壁全体など、被害の場所が分かるように広範囲で撮影します。
被害箇所のクローズアップ:瓦のひび割れ、雨どいのへこみなど、被害の状況がはっきり分かるように近づいて撮影します。
被害の経緯がわかる写真:台風や大雨の直後など、被害発生が分かるような日付や時間の記録も残しておくと良いでしょう。
保険会社の鑑定人は、これらの写真をもとに被害の状況を判断します。写真が多ければ多いほど、被害の大きさを正確に伝えることができます。
コツ②:保険会社への連絡は「早めに」行う
被害に気づいたら、すぐに保険会社に連絡しましょう。被害状況の報告や、今後の手続きについて案内してくれます。
注意点:被害箇所を自分で修理したり、業者に依頼してすぐに直したりするのは待ってください。保険会社が鑑定を行う前に修理してしまうと、保険金の支払いが難しくなることがあります。応急処置にとどめ、必ず保険会社の指示を仰ぎましょう。
コツ③:「プロの業者」に見積もりを取ってもらう
自分で被害の範囲を判断するのは困難です。火災保険の申請に慣れている地元の工務店やリフォーム業者など、プロの業者に被害箇所の詳細な見積もりを取ってもらいましょう。
ポイント:見積もりには、被害箇所の写真や、被害状況の詳細な説明を添付してもらうのが理想的です。保険会社に提出する書類として、分かりやすく、説得力のあるものを作成してもらうことが重要です。
3. よくある失敗と注意点
自己判断で修理しない:先にも述べましたが、保険会社に連絡する前に修理してしまうと、保険金が下りないことがあります。必ず保険会社の指示に従いましょう。
被害額が免責金額以下ではないか確認:保険契約によっては「免責金額」が設定されている場合があります。これは、自己負担額のこと。例えば、修理費用が20万円で免責金額が10万円の場合、保険金は10万円しか支払われません。契約内容を事前に確認しておきましょう。
まとめ
自然災害による住宅の被害は、いつ起こるか分かりません。万が一のときに慌てないためにも、日頃から保険契約の内容を確認しておくことが大切です。
そして、被害に遭ってしまったら、焦らずに今回のコツを実践してください。
すぐに写真を撮る
保険会社に早めに連絡する
プロの業者に見積もりを依頼する
これらのステップを確実に実行することで、安心して家を修復し、元の生活を取り戻すことができます。