気になる天井の水シミ!自分でできる補修法と注意点
「いつの間にか天井に黄色っぽいシミができている…」
「雨漏りかな?でも水は垂れてこないし…」
天井にできた水シミは、見た目が気になるだけでなく、雨漏りのサインかもしれません。でも、ご安心ください。水漏れが止まっていれば、小さな水シミならご自身で補修できる場合があります。
今回は、天井の塗装面にできた水シミの補修方法と、作業する上での注意点をご紹介します。
STEP 1:まずは原因を突き止める!
補修を始める前に、必ず水漏れの原因が解決しているかを確認しましょう。シミだけが残っている場合でも、原因が解決していなければ、また同じ場所にシミができてしまいます。
雨漏り: 天井裏や屋根、外壁などから雨水が侵入している可能性があります。雨が降った時に水が垂れてくる、シミが広がる、といった場合は、専門の業者に点検を依頼しましょう。
結露: 冬場に、屋根裏や天井と室内の寒暖差で結露が発生し、シミになることがあります。
配管からの水漏れ: 上階の給排水管から、わずかに水が漏れていることがあります。
STEP 2:補修に必要なもの
カビキラーやアルコール: シミを消毒し、カビの発生を防ぎます。
サンドペーパー: 古い塗膜を剥がし、表面を滑らかにします。
シーラーやプライマー: 新しい塗料の密着性を高める下地材です。
シミ止め塗料: シミが浮き出てこないように、特殊な成分が含まれた塗料です。
仕上げ用塗料: 補修部分を周囲の天井の色と合わせるための塗料です。
マスキングテープ、養生シート: 塗料が飛び散るのを防ぎます。
STEP 3:具体的な補修手順
清掃・乾燥: シミの周りを乾いた布で拭き、カビキラーやアルコールで消毒します。シミができてから時間が経っている場合は、しっかりと乾燥させましょう。
古い塗膜を剥がす: サンドペーパーを使って、シミの周辺の古い塗膜を軽く削り、表面を滑らかにします。
シーラー(プライマー)を塗る: 下地材のシーラーをシミの周辺に塗ります。これを塗ることで、シミが再発するのを防ぎ、この後の塗料の密着性を高めます。
シミ止め塗料を塗る: シミ止め塗料を、シミよりも少し広めに塗ります。これにより、シミが再発するのを防ぎます。
仕上げ用塗料を塗る: シミ止め塗料が乾いたら、仕上げ用の塗料を塗ります。周囲の天井の色と合うように、色味を調整しながら何度か重ね塗りしましょう。
最後に
天井の水シミ補修は、一見簡単に見えますが、シミの原因を特定し、根本的な問題を解決することが何よりも大切です。
もし、ご自身での判断が難しい場合や、シミが広範囲に及んでいる場合は、無理をせず、専門の業者に相談することをおすすめします。