【知っておきたい】天井にできる丸いシミ、その原因は？放置すると大変なことに…
ある日ふと天井を見上げると、ぽっかりと丸いシミが…。「何だろう？」「雨漏り？」と不安に感じたことはありませんか？
天井にできるシミは、見た目が悪いだけでなく、放置すると建物の劣化や健康被害につながることもあります。今回は、天井にできるシミの主な原因と、シミを発見したときに取るべき行動について解説します。
天井にできる丸いシミの主な原因
天井にできるシミの多くは、水漏れや結露が原因です。しかし、原因によってシミの形状や現れ方が異なります。
1. 雨漏り
最も一般的な原因の一つです。特に、シミが広範囲に及んでいたり、雨が降った後に急に濃くなったりする場合は、雨漏りの可能性が高いです。
シミの特徴:
集中豪雨や台風の後など、雨が降った後にシミが大きくなる。
ポツポツとした斑点状のシミから、円形に広がる。
シミの周りが少し膨らんでいるように見えることも。
原因箇所:
屋根の瓦のズレ、ひび割れ、コーキングの劣化、ベランダの防水層の劣化など。
2. 結露
特に冬場、暖房で温められた室内の空気が、冷たい天井に触れて結露し、シミになることがあります。
シミの特徴:
換気不足の部屋や、冷暖房機器の吹き出し口の近くにできやすい。
梅雨時や冬場など、湿度が高い季節に現れやすい。
原因箇所:
断熱材の不備や、換気不足。
3. 配管からの水漏れ
天井には、上階の水道管や排水管、エアコンのドレンホースなどが通っています。これらの配管から水漏れが起こると、シミとなって現れます。
シミの特徴:
季節を問わず、シミの大きさが変わらない、または少しずつ大きくなる。
水回り（キッチン、風呂、トイレなど）の真下の天井にできやすい。
天井にシミを発見したら、いますぐ取るべき行動
天井のシミを放置すると、建物の構造材が腐食したり、カビが発生して健康を害する恐れがあります。
1. 水漏れ箇所を特定する
上階の住人や管理会社に連絡:
マンションなどの集合住宅では、まずは上階の住人に水漏れがないか確認しましょう。
専門業者に連絡:
原因がわからない場合は、専門の業者（雨漏り診断士、リフォーム業者など）に調査を依頼しましょう。
2. 応急処置をする
水漏れがひどい場合:
水滴が落ちてくる場合は、バケツやタオルを置いて、被害が広がらないように応急処置をしましょう。
3. 業者選びのポイント
複数の業者から見積もりを取る:
一社だけでなく、複数の業者から見積もりを取り、料金や工事内容を比較検討しましょう。
保証内容を確認:
工事後の保証やアフターサービスについて、事前に確認しておきましょう。
まとめ
天井の丸いシミは、ただの汚れではなく、水漏れや結露といった何らかのサインです。
放置すると、建物の耐久性や健康に悪影響を及ぼす可能性があります。シミを見つけたら、まずは焦らずに原因を特定し、専門業者に相談して、早めに対処するようにしましょう。