なぜ?新築なのに天井から水漏れ!初期に起こる意外な原因と対策
「夢のマイホームを建てたばかりなのに、天井から水が垂れてきた…」そんな予期せぬトラブルに直面したら、本当にショックですよね。
新築住宅では、建物の構造的な問題や経年劣化による水漏れは考えにくいですが、実は**「新築だからこそ起こる」初期の水漏れ**というものが存在します。今回は、新築住宅で起こる天井水漏れの意外な原因と、万が一の際の対策についてご紹介します。
新築住宅で起こる天井水漏れの意外な原因
1. 建築中の雨水侵入
原因: 建築工事中に、屋根や窓、外壁などが完全に密閉されていない状態で雨が降ると、建物内部に雨水が浸入してしまうことがあります。この浸入した雨水が、天井裏の断熱材などに溜まり、完成後に少しずつ染み出してくることがあります。
特徴: 最初のうちは目立たないシミ程度ですが、時間とともに広がっていきます。
2. 配管の施工不良
原因: 2階の浴室やトイレ、洗面所などの給排水管の接続部分が、施工不良で緩んでいたり、パッキンがきちんと取り付けられていなかったりすると、ごく少量ずつ水が漏れてしまうことがあります。
特徴: 水の使用量が多い時(お風呂に入っている時など)に、水漏れがひどくなる傾向があります。
3. 結露による水滴
原因: 新築住宅は高気密・高断熱であるため、屋根裏や壁内と室内との温度差が大きくなり、結露が発生しやすくなります。この結露が水滴となり、天井材に染み込んでしまうことがあります。
特徴: 湿度が高い時期や、冬場の寒暖差が激しい日に起こりやすいです。水滴の跡が、薄いシミのように見えることが多いです。
応急処置と専門家への連絡
万が一、水漏れに気づいたら、まずは落ち着いて以下の応急処置を行い、すぐに専門家に連絡しましょう。
応急処置
水を受け止める: バケツやタオル、ビニールシートなどを使って、これ以上床や家具が濡れないように水を受け止めます。
水を拭き取る: 濡れてしまった部分をしっかりと拭き取ります。
電源をOFFにする: 水漏れしている場所の近くに照明器具やコンセントがある場合は、漏電の危険があるため、ブレーカーを落として電源をOFFにしましょう。
専門家への連絡
ハウスメーカーや工務店に連絡: 新築の場合は、まず建物を建てたハウスメーカーや工務店に連絡しましょう。瑕疵担保責任に基づき、無償で補修してもらえることが多いです。
水漏れ保険の確認: 火災保険の中には、水漏れに対応しているものもあります。保険会社にも連絡し、補償の対象となるか確認しましょう。
まとめ
新築住宅での天井水漏れは、決して珍しいことではありません。しかし、その原因は経年劣化ではなく、建築中のトラブルや施工不良であることがほとんどです。
もしもの時に慌てないためにも、今回ご紹介した原因と対策を頭の片隅に入れておくと安心です。そして、何よりも大切なのは、信頼できるハウスメーカーや工務店選びです。