もう慌てない！天井から水滴がポタポタ…原因別の緊急対処法
「天井から水が垂れてきた！」「ポタポタ音が止まらない…」
ある日突然、天井から水滴が落ちてくるのを発見したら、誰でもパニックになってしまいますよね。天井からの水漏れは、放置すると建物の劣化やカビの発生、さらには上階の住人とのトラブルに発展することもあります。
今回は、天井から水滴が落ちてくる主な原因と、それぞれの原因に応じた緊急の対処法をわかりやすく解説します。
1. 原因の特定が最優先
天井からの水漏れの原因は、主に以下の3つが考えられます。原因を特定することで、適切な対処ができます。
原因1：上階からの水漏れ
マンションなどの集合住宅で最も多いケースです。上階の住人の水道管や排水管、お風呂の浴槽などから水が漏れている可能性があります。
シミの特徴:
水回りの真下の天井にシミや水滴が現れることが多いです。
緊急対処法:
水滴を受ける:
バケツやタオルを置いて、床や家具が濡れるのを防ぎましょう。
管理会社や上階の住人に連絡:
まずは管理会社や大家さん、上階の住人に状況を伝え、すぐに水道の使用を止めてもらいましょう。
原因2：雨漏り
戸建て住宅やマンションの最上階で起こりやすいケースです。屋根や外壁、ベランダの防水層の劣化が原因で、雨水が建物内部に浸入することがあります。
シミの特徴:
雨が降った後や台風の後など、天候と連動して水滴が現れることが多いです。
緊急対処法:
水滴を受ける:
同様にバケツなどで水滴を受けましょう。
応急処置をする:
水の浸入を防ぐため、水が漏れている部分の真上（例えば屋根やベランダ）に防水テープを貼るなどして、一時的に水の浸入を防ぎましょう。ただし、高所作業は危険なため、無理はしないでください。
専門業者に連絡:
雨漏り修理は専門知識が必要です。雨漏り診断士やリフォーム業者など、専門の業者に調査と修理を依頼しましょう。
原因3：結露
特に冬場、室内と室外の温度差が大きい場合に発生します。暖房で温められた室内の空気が、冷たい天井裏の空間で冷やされ、水滴となって落ちてくることがあります。
シミの特徴:
季節を問わず、特に冬場に現れやすいです。水滴がポタポタと落ちるよりも、ジワジワとシミが広がるケースが多いです。
緊急対処法:
換気をする:
部屋の窓を開けたり、換気扇を回したりして、室内の湿度を下げましょう。
断熱材の確認:
天井裏の断熱材がずれていたり、劣化していないか確認しましょう。断熱材の不備が原因の場合、専門業者に相談が必要です。
まとめ
天井からの水漏れは、原因によって対処法が異なります。
まずは落ち着いて原因を特定し、被害が広がらないように応急処置を施しましょう。そして、早めに専門家や管理会社に連絡し、適切な処置を行うことが大切です。